開催の賛否が問われたオリンピックですが、
いよいよ開幕しました。
開会式の評価も分かれているようですが、今朝ラジオを聴いていたら、
徳光アナウンサーが「ミーシャが歌った君が代の『きみがよは~』の
『が』が気になった」と言う話をしていました。
「濁音」と「鼻濁音」の違いです。
日本語の美しさは鼻濁音にあるというほど大切な音ですが、
日本人でも意外に知らない人が多いです。
どう違うか?というと、小鼻に手を当てて、何も意識せず「がぎぐげご」
と言っても鼻は何も感じません。これを濁音といいます。
「んが、んぎ、んぐ、んげ、んご」と前に小さな「ん」を付けるつもりで言うと鼻にビンビンと響きます。これが鼻濁音です。
どのように使い分けるかと言うと、文章の途中に出てくる
「がきぐげご」はすべて「鼻濁音」です。
「きみがよは~」の「が」は鼻に響くように発音しなければいけないのですが、彼女の歌は濁音でした。
濁音のままだと、とてもきつく聞こえます。
では濁音はどんな時に使うのかと言うと3つの約束事があります。
1.数字の5
2.外来語(例外もありますが)
3. 語頭(「がっこう」の「が」は濁音ですが、「しょうがっこう」の「が」 は鼻濁音に変わります。
意識をして使い分けると、言葉がとても美しく聞こえます。
by 渡辺滿枝